原木から木材が仕上がるまで

先日、弊社が所属する地域型グリーン住宅事業
「恵の会」の活動で原木~製材までの工程見学に
行って来ました。

場所は下仁田町にあります小井土製材さんです。

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こちらでは群馬県産材を中心とし、原木から
製材までを一貫して生産しています。

こちらが原木。

原木1

迫力ある原木に圧倒されます。

こちらがヒノキと杉。

桧1

杉1

これらの皮剥ぎから始まります。

皮剥ぎ前

皮剥ぎ後

皮剥ぎ後2

そしてその後レーザーで墨を出しカット。

レーザーカット

桧杉1

桧杉2

その後乾燥機にかけられ、出荷されるその日を待ちます。

乾燥機

改めて、木の家造りに対する思い深まる日と
なりました。

竹澤

住宅ストック循環ビジネス事業受付開始

昨年こちらでご案内しました国土交通省の
補助金事業となります
「住宅ストック循環支援事業」の交付申請が
1月18日より開始しました。

補助の対象となる案件は
①住宅のエコリフォーム
②良質な住宅の購入
③エコ住宅への建替え
となり、それぞれ案件ごとに30万円~50万円の
補助を受けることができます。

①のエコリフォームは開口部や屋根・外壁・床
の断熱改修や設備エコ改修の他、バリアフリー
改修や耐震改修等にも補助適用がうけられます。

③の建替えについては耐震性のない既存住宅
(S56,5,31以前の建物)をエコ住宅取得者が
建替える事により補助を受けることができます。
こちらの特徴としてはエコ住宅の新築と居住が
条件となり、建築地は既存の所有の有無は問いません。

事業の今期予算は250億円と、以前の省エネエコポイント
の3分の1以下です。
その為、早めに締め切られる可能性もありますので
ご検討される方は早めの申し込みをされたほうが
良いでしょう。

家

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

昨年度は皆様に大変お世話になりました。

天工ハウジングは本日より営業開始となります。

本年も何卒宜しくお願い致します。

天工ハウジング株式会社 代表取締役 竹澤 孝司

木造耐震診断・耐震改修資格者講習

今週14,15日と2日間に渡り開催された
国土交通省・日本建築防災協会主催の
木造耐震診断・耐震改修資格者講習を受講
して来ました。

今回は若干長文となりますが、
 地震と住宅の関連性に
 ついて興味ありましたらご一読ください。

開催場所は東京都の永田町にありますJA共済ビル
 です。

今回の講習の目的は、国土交通大臣が定める
耐震診断実施後に建築物の耐震性を
向上させるために実施する耐震改修を
的確に行うために、耐震改修の考え方
 及び技術を習得する為に建築士を対象としたもの
です。

比較的広い会場でしたが、全国から300名以上の
参加があり、密度の濃い会場となりました。
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皆さんもご存じのとおり、日本は地震大国です。

記憶にも新しい熊本地震も含め、所謂大震災が
頻繁に起きています。

近代の中からM6.5以上の大地震を振り返ると
主だった事例として

・1923 関東大震災
・1974 伊豆半島地震
・1978 伊豆大島地震
・1983日本海中部地震
・1995 兵庫県南部地震
・2004 新潟県中越地震
・2011 東北地方大地震
・2016 熊本地震

この他も多数起きていますが、大地震による
建物の倒壊に伴い建築基準法も度々改正されて
 きました。

大きな改正が行われましたのが昭和56年の
耐震基準改正となります。

現在進められています住宅ストック循環支援
 事業の優良リフォームや建て替えもこの基準を
基として動いています。

いくら頑丈な建物を造っても地盤が軟弱では
不動沈下や液状化現象により建物が傾き、または
沈んでしまいます。

また、地盤を改良しても建物が脆弱では大地震の
水平力や引抜力に対抗できないため、平成12年
には柱頭・柱脚及び筋違い等の接合部に関する
法改正が行われました。

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ただし、現行の建築基準法は大地震に対し、
 「倒壊しない」
が大前提ですので、壊れないわけではありません。
ですので、どこまで建物の耐震性能を高めるか
 は建築士それぞれの判断に委ねられています。

熊本地震では震度7が2回続けて起きるという、
まさに想定外の大地震でした。
が、最も被害が出た益城町において、
 住宅性能表示制度の耐震等級3を取得していた
住宅が16棟あり、そのうち14棟が無被害、
 残り2棟が軽微の被害だったと調査で明らかに
 なっています。

もちろん耐震性を高めれば高めるほどコストも
上がっていきますので、施工者と注文者の
打ち合わせが必要になっていきます。

建物の耐震性能を表すのに
「上部構造評点」という数値で表す事もできます。
 評点1.0以上は一応倒壊しない。
 評点1.5以上は倒壊しない。
と定められています。
ここで重要なのが、S56年以前に建てられた住宅の
多くが評点1.0以下の可能性が高いということです。
 評点1.0以下になりますと倒壊する可能性がある、
 評定0.7以下は倒壊する可能性が高い、となります。

その為、国ではS56年以前の基準で建築された建物
の耐震性を高めようと様々な施策に動いている訳
となります。

耐震診断にも簡易的な「一般診断法」と
「精密診断法」とがありますが、最終的には
専門家の診断の必要があります。

安心して暮らせる住宅の大切さを改めて実感
した貴重な2日間となりました。

住宅ストック循環支援事業開始

国土交通省はこのたび、「住宅ストック循環支援事業」と 銘打ち、良質な住宅住宅への建替え及び既存住宅の流通・ リフォーム市場の拡大を図るため、一定の性能基準を満たした 住宅への補助金制度の事業者登録を11月1日より開始しました。 この制度の補助金は5部門に分かれており、 ①エコリフォーム ②良質な既存住宅の購入(個人間売買) ③良質な既存住宅の購入(買取再販) ④エコ住宅への建替え(注文住宅) ⑤エコ住宅への建替え(分譲住宅) となっていまして、このうち1部門のみ会社ごとに 選択し登録、となっています。 今回弊社では ④エコ住宅への建替え(注文住宅)に 登録完了しました。 こちらの部門ですと一戸あたり限度額50万円までの 補助金を受けることが可能となります。 実際の受付開始は来年1月18日予定となっています。 ご興味のある方は弊社までお気軽にご連絡下さい。 %e8%a5%bf%e6%a3%9f%ef%bc%91

ZEH補助金 第二次補正予算成立

政府が8月27日に行われた臨時閣議で決定した ZEH住宅を対象とした第二次補正予算の詳細が 11月1日に正式に発表されました。 今後東京を皮切りに経産省主導での説明会が全国で 開催されます。 その他にもメーカー主催の説明会も各地で開催され、 私も先日参加してきました。 %e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3 11月1日現在、ZEH認定件数は3,593件、 群馬県内の認定件数は252件、ですが なんとそのうち約2/3が県外のビルダー(ほぼメーカー) となっています。 H28年度第二次補正予算ではおよそ100億円が計上 されましたが、90%以上が大手ハウスメーカーの 取得が見込まれています。 補助金の獲得も容易ではありません。 1次公募から4次公募では一次消費エネルギー削減率 20%~30%で獲得できていましたが、五次公募から六次公募 は全国から応募が殺到し、予算が足りず五次六次同時採択と なり、また一次消費エネルギー削減率も50%を超えるという 状況。応募全体の補助金獲得率も約17%!!という 結果となりました。 今後地場の中小工務店がより活発にZEHを含む省エネ住宅 造りに取り組みやすい環境づくりが,国の今後の課題では ないでしょうか。

上州「恵の会」完成見学会参加のご報告

弊社が会員となっています地域型住宅グリーン化事業 の上州「恵の会」会合が先日行われました。 今回は同じ会員の林藤ハウジングさんの完成現場へ お邪魔してきました。 今回の完成現場ですが、高崎市の市街地にありまして、 7月には構造も会にて見学させていただいております。 外皮平均熱貫流率(UA値)は0.56W/M2k 冷房期の平均日射熱取得率(ηA値)は1.7と 非常に性能に優れた物件です。 内部も無垢材を基調としたとても綺麗な現場でした。 林道ハウジングさん、見学させていただき ありがとうございました!! %e6%9e%97%e8%97%a4%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b8%e3%83%b3%e3%82%b0%e8%a6%8b%e5%ad%a6%e4%bc%9a%e5%86%99%e7%9c%9f img_0080 img_0082 img_0090 img_0089

建築士会インスペクター講座

先日群馬県建築士会にて開催されました 「建築士会インスペクター講座」 に参加してきました。 国土交通省が平成25年6月にインスペクションガイド ラインを策定し、中古住宅売買時の利用を前提とした 指針を示し、それにともなう住宅診断の講座となります。 アメリカ、イギリス、オーストラリアなどでは不動産取引の 際に第3者が行うインスペクション(住宅診断)が普及して いますが、日本ではこれまでインスペクションはあまり 行われてきませんでした。 しかしH28年現在、全国の空家数は820万戸を超え、今後 中古住宅の流通を活性化させる取り組みが国をあげて 活性化の動きが高まっていきます。 それを踏まえ、建築士を中心としインスペクター養成が 必要となり、またその役割がますます高まる傾向に なります。 今後、建築士インスペクターをどの様に動かしていくかのに ついては現在国交省でさらなるガイドラインを策定中との 事でした。 今後の動向に注目です。 img_0141 %e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3

平成28年度地域型グリーン化事業採択のお知らせ

弊社の所属する上州「恵の会」がH28年度の 地域型住宅グリーン化事業採択が決定しましたので お知らせします。 昨年度に引き続き、 ・長寿命型住宅 ・高度省エネ住宅(認定低炭素住宅) と認定された住宅に上限として100万円が補助される制度です。 今年度はその他にもZEH補助金、群馬県産材補助金その他様々な 補助金があります。 住宅をご検討の方には様々な選択肢があり、より良い住宅の普及が 望まれます。

ZEHビルダー登録完了しました。

皆さん、おはようございます。 天工ハウジングの竹澤です。 先日は国交省の推進するBELS(建築物省エネ ルギー性能表示制度)最高性能☆5つ獲得のご案内を しましたが、今回5月度の採択にてZEHビルダー 登録が完了しましたのでご報告します。 ZEHとはネットゼロエネルギー住宅の略で、 建物の外皮性能を大幅に向上し、効率的な 設備システム(所謂太陽光発電システム等) の導入により、年間の一次エネルギー消費量の収支が ゼロとする事を目指した住宅、というものになります。 この制度を利用する事で平成28年度のネットゼロ エネルギーハウス支援事業の利用が可能となり、 定額125万円の補助を受けることが可能です。 (予算に達し次第終了) 弊社でも2020年までの目標としてZEH普及率 50%以上を目標とし、省エネルギー住宅に特化した 高性能の住宅を目指していきます。 2011年の大震災以降、日本のエネルギー事情は 大きく変化しました。 ただ暮らす、だけの住宅ではなく、夏涼しく冬暖かい、 そして省エネルギー性能に優れた住宅、 我々はーとクローバーハウスはそんな理想の住宅を 皆様に低価格でご提供できるよう、これからも邁進 してきます。 118