前回は研究所の概要をご説明させていただきましたが、
今回から研究が行われている施設の詳細説明
に入りたいと思います。
まず、最初に訪れたのが木造2×4で6階建てを実現
したこちらの建物。
既に木造4階建ての実績がある2×4工法で6階建てを
実現するために、従来と比べて
・1~2階部分でのより高い構造強度と耐火性能が必要。
・高層化に伴いより高い耐風性、水密性能、耐震性能が必要。
以上を満たすべくこの実験棟が建てられました。
私が驚きましたのが1~2階部分を2時間耐火構造
とするため、21㎜石膏ボードの3重貼りと
その重みに耐えうる構造体です。
建てた段階で、重みにより既に数センチ沈下している
との事でしたが、今後の沈下を計測するため、
梁に穴をあけそこにピアノ線を通し、
沈下量を計測するそうです。
そして一番興味深かったのがこの後の実験等で
メインで使用されていますCLTパネルです。
こちらについてはまた次回に。