2019年、年号も令和へと変わり早いものでもう6月。
梅雨に入りとなり我々建設業者にとって外部工程が
組みにくい時期となりました。
今週の13日火曜日の事ですが、弊社が加入しています木耐協
(日本木造住宅耐震補強事業者協同組合)
開催の耐震技術講習会に
参加して来ました。場所は大宮ソニックシティ。
現在の木造住宅の耐震基準が初めて制定されたのが1950年
(昭和25年)、その後壁量の変更があった1981年
(昭和56年)、いわゆる"新耐震基準”です。
しかしその後も阪神淡路大震災を含め様々な地震
による被害があり、尊い命が奪われていきました。
そして2000年(平成12年)に新たに建築基準法が改訂され、
配置バランスや接合金物等の基準が細かく決められました。
現行の建物はこの基準で建てらてれおります。
ここで問題となってくるのが昭和56年から平成12年までに
建てられた”新耐震基準”の建物です。
名前に新~と入っているため安心感を与えてしまいますが、
実際には耐力壁の配置バランスは柱柱脚・
柱頭の接合金物の明確な
基準が無かったために、阪神淡路大震災や熊本地震等
でも沢山の建物が倒壊しています。
そういった建物を1棟でも多く耐震改修するため、
こちらの研修で学びを深めて来ました。
朝から夜まで、全国から同じ志を持った業界の方々と
一緒に学び、有意義な一日となりました。