建築研究所④

今回はLCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅) についてお話させていただきます。 LCCM住宅とは、住宅の長い寿命の中で、建設時、運用時、 廃棄時においてできるだけの省CO2に取り組み、かつ さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの 創出により、住宅建設時のCO2排出量も含め生涯での CO2収支をマイナスにする、といった意味を持つ住宅です。
こちらがその外観。
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こちらの実験棟では
・温熱環境シミュレーション
・風環境シミュレーション
・光環境シミュレーション
・イニシャルCO2の検討
これらの検討が行われています。

具体的には、まず運用時のエネルギー消費を大幅に 削減し、その消費量を上回るような太陽光発電を 導入することで、建設時等に発生したCO2を運用時の 余剰エネルギーにより返済する、ということが カーボンマイナスに繋がる事となります。 こちらが建物裏に設置された設備機器です。 P1040917
主要設備の内容ですが、

・太陽光発電パネル(7,98kw)
・ヒートポンプ式エアコン
・太陽光集熱器
・LED照明
・HEMS
となっています。
屋根は軽くて耐震性の高い金属板葺き、外壁はサイディング と木羽目板が併用されています。
こちらが内観。 P1040922
2階天井上部には夏の熱気を排出するための高窓が設置 されています。 P1040934
こちらのスペースには様々なデータ収集のための 機器が設置されています。 P1040926
南面、西面には夏の日射を遮るための工夫として、 落葉樹が植えられています。 P1040938
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今後、2020年4月1日より改正省エネ基準が義務化 となります。 我々天工ハウジング株式会社ではそれに先立ち、 今後より省エネルギー性に優れ、温かく快適に 暮らしていただける住宅造りを目指し、お客様に 高品質・低価格の住宅をお届けできるよう、 社員一丸となり、日々研鑽を重ねていきたいと思います。