ZEHビルダー登録制度が開始しました。

いよいよ新年度となり、住宅業界でも様々な新しい 制度が開始しております。 その中でも特に注目をあつめているのが ・ZEH(ネットゼロエネルギー住宅)通称:ゼッチ ・BELS(建築物の省エネルギー表示制度)  (※☆の数の評価が高いほど省エネルギー性能が   優れているという制度です。☆1から☆5まで) ではないでしょうか。 改正省エネ基準の義務化が2020年度に控えた今、 更なる高みを目指した省エネ基準の指標 となる制度です。 文字にすると難しそうな制度に思われますが、 メリットとしまして、高断熱となるため、 光熱費が少ない、夏涼しく、冬暖かい快適な 住宅造りの促進を促す制度と いうことになります。 弊社はーとクローバーハウスではBELSの 対応はもちろん、現在、今年度から 事業者登録制度となりました ZEHビルダーにも現在登録申請中です。 ご興味のある方は是非お声掛け下さい。 キャプチャ キャプチャ

建築研究所④

今回はLCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅) についてお話させていただきます。 LCCM住宅とは、住宅の長い寿命の中で、建設時、運用時、 廃棄時においてできるだけの省CO2に取り組み、かつ さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの 創出により、住宅建設時のCO2排出量も含め生涯での CO2収支をマイナスにする、といった意味を持つ住宅です。
こちらがその外観。
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こちらの実験棟では
・温熱環境シミュレーション
・風環境シミュレーション
・光環境シミュレーション
・イニシャルCO2の検討
これらの検討が行われています。

具体的には、まず運用時のエネルギー消費を大幅に 削減し、その消費量を上回るような太陽光発電を 導入することで、建設時等に発生したCO2を運用時の 余剰エネルギーにより返済する、ということが カーボンマイナスに繋がる事となります。 こちらが建物裏に設置された設備機器です。 P1040917
主要設備の内容ですが、

・太陽光発電パネル(7,98kw)
・ヒートポンプ式エアコン
・太陽光集熱器
・LED照明
・HEMS
となっています。
屋根は軽くて耐震性の高い金属板葺き、外壁はサイディング と木羽目板が併用されています。
こちらが内観。 P1040922
2階天井上部には夏の熱気を排出するための高窓が設置 されています。 P1040934
こちらのスペースには様々なデータ収集のための 機器が設置されています。 P1040926
南面、西面には夏の日射を遮るための工夫として、 落葉樹が植えられています。 P1040938
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今後、2020年4月1日より改正省エネ基準が義務化 となります。 我々天工ハウジング株式会社ではそれに先立ち、 今後より省エネルギー性に優れ、温かく快適に 暮らしていただける住宅造りを目指し、お客様に 高品質・低価格の住宅をお届けできるよう、 社員一丸となり、日々研鑽を重ねていきたいと思います。

建築研究所③

おはようございます。
今回はCLT実験棟についてお話させていただきます。
こちらが建築中の実験棟です。 P1040901
CLT(Cross Laminated Timber)は、 ひき板を並べた層を板の方向が直交するように 層を重ねて接着した大判の 木質パネルです。 1990年第中頃からオーストラリアを中心として 発展してきた新しい木質構造用材料として、近年日本 でも注目を集めています。 2016年に一般的な設計基準が策定されるのを きっかけに、今後国内におけるCLTの利用は急速に 進むことが期待されているとの事です。 所謂建築基準法の策定を検証している現場がこちらに なりますので、見学させていただき非常に 勉強になりました。

こちらが内部。
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現在のパネルは最大で2,7m×6,0m ということでした。 厚みは30mm×5層で150mm。 間近で見るとその迫力に圧倒されます。 見た目も美しく、この構造躯体をそのまま 内装材としても利用が可能です。 こちらは2階ロフトスペース。1枚のCLTで 構成されています。 P1040908
そして外部バルコニーの床組も1枚のCLTで設計 されています。 P1040912
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こちらの実験棟での研究内容ですが、 温熱環境HEAT20相当仕様の実施、CLTのクリープ 変形等の把握、耐久性や遮音性能その他様々な検証が 行われていました。 製造⇒現場への運搬等の問題など今後運営面での 様々な検証が必要になるようですが、 非常に興味深い実験棟でした。 次回はいよいよLCCM住宅についてお話させて いただきます。

建築研究所②

前回は研究所の概要をご説明させていただきましたが、 今回から研究が行われている施設の詳細説明 に入りたいと思います。 まず、最初に訪れたのが木造2×4で6階建てを実現
したこちらの建物。

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既に木造4階建ての実績がある2×4工法で6階建てを 実現するために、従来と比べて

・1~2階部分でのより高い構造強度と耐火性能が必要。
・高層化に伴いより高い耐風性、水密性能、耐震性能が必要。

以上を満たすべくこの実験棟が建てられました。 私が驚きましたのが1~2階部分を2時間耐火構造 とするため、21㎜石膏ボードの3重貼りと その重みに耐えうる構造体です。

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建てた段階で、重みにより既に数センチ沈下している との事でしたが、今後の沈下を計測するため、 梁に穴をあけそこにピアノ線を通し、 沈下量を計測するそうです。

そして一番興味深かったのがこの後の実験等で メインで使用されていますCLTパネルです。

こちらについてはまた次回に。

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建築研究所①

弊社天工ハウジング㈱は地域型住宅グリーン化事業「上州恵の会」に参加しておりますが、先日その活動の中で、 茨城県つくば市にあります建築研究所に会員の皆様と研修会に参加してきました。

研究所外観
弊社では創業当初より高気密・高断熱の高性能住宅を研究・実践してまいりましたが、今回の研修ではこちらの研究所で取り組んでいますLCCM住宅(ライフ サイクル カーボン マイナス)住宅等を見学させていただきましたのでご報告します。 こちらの研究所では国土交通大臣が主幹となり、4つの研究開発目標を掲げ、日々建築の研究に取り組まれています。

1・グリーンイノベーションによる持続可能な住宅・建築・都市の実現

2・安全・安心な住宅・建築・都市の実現

3・人口減少、高齢化に対応した住宅、建築、都市ストックの維持、再生

4建築、都市計画技術による国際貢献と情報化への対応

これらの貴重なお話を研究所の理事長であり、また東京大学名誉教授でもあります坂本 雄三先生から伺うことができましたので、今後数回に分けてこちらでお話しさせていただきます。

坂本理事長

現代の名工選出!

先日発表がありました平成27年度「現代の名工」に、 弊社にて外壁・内壁の左官工事をお願いしています中沢真澄さんが 表彰されました。 全国で150名、群馬県内ではわずか4名の表彰との事です。 日頃から中沢さんの仕事に対する情熱や左官技術には感心させられる 事が多かったのですが、今回の受賞は日頃の仕事が形となったことを 社員一同嬉しく思い、また感動させていただきました。 中沢さん、あらためておめでとうございます! キャプチャ

夏季休業のご案内

8月に入り、連日猛暑が続いております。 各現場では、職人さん達の体調には万全の管理を行いながらも 皆さんお疲れ気味です。 全国で熱中症で倒られる方が今年はかなり多いとの事ですので、 今後も現場の安全管理を徹底していきたいと思います。 さて、弊社では8月12日~16日まで夏季休暇とさせていただきます。 何卒宜しくお願い申し上げます。

岩神町3丁目分譲地完売御礼。

前橋市岩神町8区画分譲地ですが、このたび完売となりました。 引き続き岩神町4丁目、西片貝町5丁目は好評分譲中です。 また、鶴光路町にあらたに4区画分譲地を開始しました。 下川淵小学校まで徒歩1分、南モールもすぐ近くの好立地となっております。 お問い合わせをお待ちしております。

平成27年度地域型住宅グリーン化事業採択決定しました。

天工ハウジング㈱が会員となっています上州「恵の会」ですが、今年度も地域型住宅グリーン化事業に無事採択が決まりました。 地域型グリーン化事業とは、地域材等資材供給から設計・施工に至るまでの関連事業者が緊密な連携体制を構築し、地域資源を活用して地域の気候・風土にあった良質で特徴的な 「地域型住宅」の供給に取り組むことを支援し、地域における木造住宅生産・維持管理体制を強化し、環境負荷の低減を図り、、省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・建築物の供給を促進することにより、地域の中小住宅生産者等が供給する住宅に関する消費者の信頼性の向上、住宅・建築物の省エネルギー化に向けた技術力の向上を目指し、地域経済の活性化及び持続的発展、地域の住文化の継承及び街並みの整備、木材自給率の向上による森林・林業の再生等に寄与することを目的としています。 このため、本事業では、中小住宅生産者等が他の中小住宅生産者や木材供給、建材流通等の関連事業者とともに構築したグループを公募し、グループ毎に定められた共通ルール等の取り組みが良好なものを国土交通省が採択し、採択されたグループに所属する中小住宅生産者が当該共通ルール等に基づく木造住宅・建築物の建設を行う場合、その費用の一部を予算の範囲内において補助します。  ということで、その地域風土に根差した省エネ住宅には補助金をだしますよ、といった制度です。 高い水準の断熱性能、耐震等級2以上、耐風等級2の確保、その他HEMSの導入や県産材を60%以上使用等の基準を満たす事でより性能の高い住宅を目指したプロジェクトです。 詳細につきましては竹澤までご連絡をいただければご説明させていただきます。